シラコのしたたり

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絶叫大予言 // 谷間夢路先生(漫画)

【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。

※ネタバレ注意

 

絶叫大予言 / 谷間夢路先生(1996)

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90年代黄金期の伝説的ホラーコミック「サスペンス&ホラー」は小学生の頃から愛読しているが、トラウマの大半はこの雑誌が根源である。

近年、サスホラの単行本は店頭でもあまり見かけなくなったが、BOOK OFFの100円コーナーに細々と置かれていると実に得をした気持ちになる。人気の谷間夢路シリーズもまた、比較的出回ってはいるものの店頭で見ることは少なくなってきている。

 

クライマックスシーンなどで強調される独特のリアルなタッチが印象的で、インパクトある落ち、そして大胆な傷口の描写等、夢路先生の持味は本作でも十分発揮される。
 
中でも好きな作品は

トラウマ①「窓際の少女」

屋敷から毎日外を眺める少女に一目惚れした青年が、少女が屋敷に監禁されていると感違いし助けに向かうも父親に返り討ち。

目が覚めると自分の体が改造されているという、90年代を生きた少年達が納得する展開に。

トラウマ②「異様島漂流記」

無人島に漂着してから先生の様子がおかしくなり、突如口からフナ虫の大群放出・・島の実態に衝撃を受ける。

トラウマ③「巌窟少女」

とんでもないSっぷりを発揮する教師の話。1人の生徒を砂浜で生埋めにし、顔だけ出してカン蹴りと証してクラス全員で顔面を蹴ったり、ゴカイやアオイソメをウドンと証して食べさせる。

他にも、

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意地悪な音楽の先生が

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スライスされたりと


オムニバス形式で全9作品あり、読めば読む程夢路節にハマる一冊である。