シラコのしたたり

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血を吸う教室 // 関よしみ先生(漫画)

【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。

※ネタバレ注意



血を吸う教室 / 関よしみ先生(1995)

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サスホラの中でも3本の指に入る程好きな関よしみ先生。
その中でも小学生の頃読んだ印象深い一冊がコチラ。

弩級のトラウマ作品が詰まっている。



①血を吸う教室
バトルロワイヤルが刊行された1999年よりも更に以前の作品なので、事実上の「元祖クラス内デスマッチ作品」になるのかも知れない。


いじめられっ子が神と交信し不思議な現象が起こる。

卒業式の日、いじめられっ子の在籍するクラス全員は教室から出られず、生きて教室から出られるのは13人←割と多い。

いじめられっ子がヒンズースクワット、腕相撲、アミダくじなど種目を決め、負けた人から皆で葬ってゆく。正にクラス内対抗デスマッチである。

落ちも見応え抜群なので是非読んで頂きたい。

 


②堕天使の子守唄
周囲でも、トラウマ作品との呼び声の高い作品であった。


主人公である不良少女の両親が事故死。親戚のお金持ちに預けられるも、その家族が異常。主人公両親の遺骨はふりかけにされ朝食に出され、程なくして主人公はペットにされる。逃がそうとしたお手伝いさんは挙句の果てに食肉にされるというサイコ一家の話である。

主人公は何とか屋敷から出るも・・・やはり関先生、ハッピーエンドでは終わらせてくれません。。


③血染めの美学
美術部のイケメン先輩に気に入られようとあらゆる芸術を追求していく女子部員達。

人骨を芸術の題材にしようと持参する女子、顔の皮を自ら剥いで芸術を体現する女子、もはや芸術という名のグロ合戦である。

結果、本作で一番サイコなのは、それらを見る度に芸術意欲の沸くイケメン先輩である。

止めてあげて下さい。

 



遥かに予想を上回った行動をとる狂人が毎度登場し、期待を裏切ることは決して無い。

紛れも無くサイコホラー作品のクラシックと云える。

 

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又、「血を吸う教室」がタイトルとなる作品が他社から2001年にリリースされているが、②③の変わりに別作品「絶望へのカウントダウン」「騒音都市 ノイズ・シティー」が収録されている他、ファンには嬉しい全作品リストも載っている。