マッドハウス // 関よしみ先生(漫画)
【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。
※ネタバレ注意
関よしみ先生の作品は後味が悪く、どれもピンポイントにツボを刺激してくれるが、今回は中でも好きな作品をピックアップしてみた。収録されている4話共に正真正銘のクラシックである。
①マッドハウス
主人公宅の隣の家に引っ越してくる家族は住んでるうちに皆キ〇ガイになっていく。
例えば、隣に住む老人に挨拶したら
「なんだと・・・貴様・・・○△□」と
驚異的な反応と共に襲ってくる(自分も似たようなことをされた経験があるが)。
更にお隣の狂気はエスカレートし、最後は当然のBAD END。
続いて
②愛の墓標
恋人同士で出場するベストパートナーズアドベンチャーゲームの話。
恋人とタッグになりクイズに答えて優勝者は10億円をGETできるという夢の企画。
甘い話に引き寄せられるカップルが続出するも、クイズの不正解者には痛々しい罰ゲームが待ち受けている。
左足切断!略して左切!!
ポップな実況を演出しているところが妙に怖い。
ほとんどのカップルは無惨な姿となり、最後に残ったカップルは・・
③愛の食卓
父と息子が雪山に遭難。父は食料が尽きると息子に我が肉を与え飢えを凌ぐ。
「目玉を焼いて、コレがホントの目玉焼きカナ」と、異常時のギャグも洒落になっておらず。
結果息子は生き延びつつも、人肉しか受け付けない体に・・・続く
④死にたいの ※短編
いずれも爽やかな少女漫画風タッチでありながら登場人物のサイコ加減がとても絶妙である。