KNOCK KNOCK // イーライ・ロス監督(映画)
【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。
KNOCK KNOCK(ノック・ノック) / イーライ・ロス監督(2015)
前作「グリーンインフェルノ」といい心底イヤ~なとこを突いてくるイーライロス先生の最新作。
しかも今作はキアヌ・リーヴス氏が主演という突飛な人選。
率直な感想、こんな事されたらめちゃくちゃ困る映画。
簡単なあらすじ↓
妻と子供二人で幸せな家庭を築く元DJで建築家の主人公。一人留守をしている最中に礼儀正しい美女二人が突然訪問。雨に濡れ道に迷っていると云う。
主人公が親切にするうちに徐々に距離を近付け、情事に発展。
その翌朝、主人公が目を覚ますと美女二人が手の平を返すような図々しさと共に、主人公宅で楽しそうに暴れ回る。
この展開、嫌悪感MAXのアノ映画と似ている。
そう、正に女版ファニーゲーム!!
話の通じない相手に悩まされる点は、マイケル・ダグラス氏主演の名作「危険な常時」と近い絶望感がある。
主演の二人に共通して言えるのは「困った様子」が秀逸なのだ。
さておき
イーライロス監督の作品には珍しく、死者は不運にも足を滑らせ頭を打った人のみ。
血を流さずに、これ程痛々しい映画が作れてしまうのだから、それはもう毎回期待してしまう。