シラコのしたたり

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DOOR // 高橋伴明監督(映画)

【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。

 

 

DOOR / 高橋伴明監督(1988年)

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80年代、バブル期真っ只中の高層マンション群で幸せに暮らす父母子の3人家族。

 

日中1人になった奥さんの元へ訪れたしつこいセールスマンにドアを開けられてしまいそうになり、思わずセールスマンの指を挟んでしまう。

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セールスマン:奥さん酷いですよ、すっごく腫れてきましたよ。

 

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↑上からの図

 

「こういうのって障害事件になるんじゃないですか?でも安心してください。そんな気はありませんから。もう一度話だけでも聞いて頂けませんでしょうか?こんなになっちゃって仕事にならないですよ。」

と、果敢にセールスを繰り返すセールスマン。

 

それに対し奥様「警察に届けるならどうぞ。

それにあなたたちって仕事は口先でするんでしょ?」

 

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と危険な言葉を浴びせ、セールスマンもこの表情。

 

以後、セールスマンの過激な嫌がらせとストーキング行為が始まる。

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私がリアルタイムに映画を観ていた2000年代から現在までは、主人公に恐怖が忍び寄るシーンは相手の姿が見えていないものが多かった。

しかし、こちらの映画は初っ端から堂々と犯人にスポットを当て行動を開示していくのが、潔く斬新である。

また、愛するあまりのストーカー行為と異なり、嫌がらせの要素が強い作品だ。他人による執着心は人間の生み出す最も恐ろしい恐怖の一つであると改めて感じる。