サイコ工場 // 谷口トモオ (漫画)
【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。
サイコ工場 / 谷口トモオ (1997)
幼き頃、とある雑誌の中に収録されていて出会った一冊。
これまで読んだホラー 漫画と比較し何処と無くユーモアが感じられ読み易かったのを覚えている。それでいて、登場人物はいずれも苦笑する程狂気に満ちており、そのバランスが絶妙だ。内容の洗練度は個人的にもトップクラスである。
特にお気に入りは
家の前の酔っ払いを死んだものと勘違いした事から生まれた悲劇「FEVER」
乗車したお客を送り届ける為なら交通ルールを完全無視する律儀なタクシー運転手の話「TAXI」
間違った解釈で正義を貫く、純粋極まり無いヒーローの話「セイギノミカタ」
など全6話で構成される。
2巻の存在が未だ確認できておらず、20年以上も気掛かりである。