地獄のコミュニケーション // 早見純 (漫画)
【注意】以下、グロテスク・暴力的な要素を含む文章となる為、気分を害される方は閲覧をお控え下さい。
地獄のコミュニケーション / 早見純 (2001)
単行本初収録作6作を含む12作品をオムニバス形式に収録。
本作もまたバイオレンスと性の追求に抜かり無く、人間描写が猟奇的且つ生々しく描かれている。
赤く塗られた本の端もポイント。
女性の血ばかりが流れる中、本作でも2度程登場する純君が風向きを変える。
「純」という甘味を加えることにより、程よくスパイシーになり、読む人の幅が広がるともいえる。
現に学生時代は、純君のシーンを面白がり単行本を手にした人をそこそこ知っている。